世界周航
ブラガンサ公爵から呼び出しを受け王宮に行くと、世界を一周してくる任務を仰せつかった。
これも貴族の仲間入りをしたためなのか。などと考えつつも、船に乗るのは船乗りの仕事。これを嫌がっても仕方あるまい。BlueFox X ☆号の準備を整え、セビリアへと向かった。
セビリアでは、おっさんたちに色々と言われながら、最初の寄港地がラスパルマスであると告げられる。初めて世界一周をしたのだから、エルカノ船長は優秀な船長なんだろう。まぁ、なんだかんだと言いながらも、海に出てしまえばこっちのものだ。
と、思ってもそうはいかないらしい。ラスパルマスでは、密航者が出た。密航者はサメのエサってのが基本なんだが、相手はまだ幼い少女。やろうならともかくサメのエサにした日には夢見が悪そうだ。船員の言うことももっともだが、乗船を許可することにした。
ここで、別の用事を受けていたので、そのまま南米を目指さずにアルギン、カーボヴェルデと寄っていく。その後、リオデジャネイロ、ブエノスアイレス、サンアントニオと、これまで寄港したことのある港を回っていく。
さて、サンアントニオから先は未踏の海である。いわゆるマゼラン海峡までは釣りをしに行ったことがあるが、その先はまだ無い。役人の話ではマゼラン海峡付近にウシュアイアという寄港地があるという。次の目的地だ。
そして、ウシュアイアから先は、広大なる太平洋が待っているという。太平洋の反対側、マニラ側には以前にいったことがある。そこら辺りまではひたすら大海原を突き進むことになるのかも知れない。
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